システム建築とは建物を構成する部材を『標準化』することにより、『建築生産トータル』を『システム化』し、『商品化』した建築です。
工場・倉庫・物流施設・店舗・最終処分場等に適した建築工法で、建設のうえで想定される検討事項・仕様が予め標準化されています。

システム建築の長所は、
 概略設計や見積までわかりやすくスピーディ
お客さまに分かりやすく商品として提示できる営業が行えます。従って概略設計や見積についても、標準建物であれば即座にお見せすることができます
 合理的かつ経済的な設計
蓄積したデータベースを駆使して、標準化した計画・設計手法を用いて、合理的かつ経済的な設計を行います。
そして、この設計「情報」を次の積算・施工図・工作図・製作図に自動展開していきます。
 低コストで高品質な生産体制
現場加工・製作を極力少なくした部材・部品を工場で集中的に生産することにより、低コストで高品質な生産体制が構築できます。デリバリーについても現場の状況を的確に把握して、きめ細かな対応が行えます。
 現場施工の省力化により短工期を実現
標準化した施工方法により、短工期で高品質の建物を施工できます。
システム開発の段階から、現場施工の省力化と省職種化を基本コンセプトにしているので、近年の技能労働者不足の対策にも合致した建築生産様式といえます。
 効率的な生産体制と情報ネットワーク
すべてのプロセス技術に徹底的にコンピュータを利用することにより、効率的な生産体制と情報ネットワークを構築しています。
特に連続フーチング基礎、QFU(直接基礎タイプ)、QFP(杭基礎タイプ)と複数タイプの基礎システムを独自開発。住金システム建築の全商品に、この基礎システムを提供しています。
それにより、通常の基礎工事に必要になる型枠工や鉄筋工の手配が不要になり、コストダウンと工期短縮を実現しています。一般建築と比較すると従来工法に比べて25%程度のコストを抑えることが可能です。
工場・倉庫・店舗・体育館・事務所・学校系り平屋建てはTio(ティオ)、
2階建てはTREO(テレオ)、
事務所・学校・住居・福祉計の3階建てはLafit(ラフィット)と言います。

Tio(ティオ)の詳細で言うと、
• 柱位置の調整ピッチは3～6m(@0.5m)で設定。
• 最大スパン近傍では柱ピッチが短くなることがあります。
• 外柱は部分的に最大12mまで拡大可　中柱は部分的に最大18mまで拡大可
• 標準屋根からアーチ屋根変更も可能。
• 軒高は4～12m(@0.5m)CADによる見積図面データをご提出いたします。
• 最小適用規模は、スパン10m以上又は床面積300m²以上です。
• 構造設計自動化により、設計納期の大幅短縮を実現
TREO(テレオ)の詳細は、
• 基礎・鉄骨・屋根・外装・仮設の基本5システム。
• 建物の形状や特性に応じて8つのフレームタイプから最適フレームを選択できる
• 最大軒高は16mです。
• 積雪深さは300Cm以下です。
• 工場・倉庫・事務所・店舗・体育館(運動施設)低層鉄骨建造物や 平屋建て屋上駐車場付店舗・冷凍・冷蔵倉庫にも対応できます。
• CADによる見積図面データをご提出いたします。
Lafit(ラフィット)の詳細は、
• ローコストの規格型とフレキシブルな設計が可能な自由設計の2種類
• 事務所・住居・学校舎・福祉施設など3階～6階の中低層ビル
• 積雪深さ200cmまで対応可能です。
• 用途に応じて選べる4つのLafit(オフィッス・レジデンス・スクール・ウェルファ)
• 在来工法と比べて15～25%のメリット